今年も山ブドウの蔓を採りに行ってきました。場所は青森と秋田の県境。右も左もまったく同じ風景で何度か迷って泣きそーになりました。単純に仕事だからこんなあぶない所まで行くんですが・・・やっぱりいい蔓からしなやかで最高の皮が採れた時はすっごいうれしいです。
いつも言ってますが、山ブドウの蔓はなかなかありません。山奥のさらに奥に行ってもないときが多々あります。これも出会いなんです。
皮を剥いだ蔓は死んでしまいます。もちろん胸が痛むときもあります。ただ絶対無駄にはしませんという気持ちでやってます。すべては山の神様、大自然の生命の恵みに感謝感謝です。
山ブドウのカゴってそういうもんなんです。これに編手である職人の魂が入ってできるんです。
カゴは使って使い込んで手でよしよしって撫でて下さい。
最後の仕上げ、艶だしは皆さんの仕事ですから。
一緒に行ってる親父です。ジョアンの縁の下の力持ち。
蔓を採って25年以上。名人です。
そうそう、今年はすごくいいのが採れました!