今年も山ブドウの蔓採りシーズンがやってきました。早朝からおにぎり、ゆで卵、水を持って、さぁ出発。(昔から我が家は、おにぎり、唐揚げ、ゆで卵の三点セットだった。)今回は唐揚げなし、残念。
家から車で走ること数時間、目的の山へと到着。
林道の奥へ奥へと進み、さらに、これ行けんのかぃ!?という道なき道を進みます。ガッコンガッコン車がぶっつぶれそうです。
すぐ下が崖のところもあります。親父は右斜面を見上げて、ブドウ蔓を探しながら運転しているので、「オイオイ危ねー!!」とドッキドキする時が多々あります。
さらに、上から岩が落ちてきてる所や土砂崩れしている場所もあります、おっかねー。
車を置いて、そこから山奥へ歩いて進みます。同じような景色なので迷いそうです。というか僕一人じゃ帰れないだろーな、熊とバッタリなんて・・・おそろしい。
じゃーん!ありました、見事な山ブドウ蔓です。しっかり木に絡まっています。
働き者の親父はぱっぱと手際よく作業を進めます。(さすがA型!)蔓は自然のものですから、そうそう簡単にはいかない時もありますが
40年以上材木屋をやっていた親父はロープを駆使して作業します。(このロープさばきは見事です!)すげー。その仕事ぶりを横目に僕はおにぎりタイムです。
ここでまさかのハプニング。なんと、ゆで卵の塩がありません!これは重大です、信じられない。
下の写真は皮を剥がす前と剥がした後です。大地の水分をたっぷりと吸った蔓は見事に剥けます。山ブドウの蔓が利用できると発見した昔々の人々は偉大ですね。
剥いだ蔓の皮をきれいに束ねます。二人で朝から山に入っても数本の蔓からしか採ることはできません。一本一本丁寧に剥いていくので時間がとても掛かるし、束ねる作業だけでも数時間掛かるんで、本当に大変な作業なんです。
今年は例年より虫がとっても多かったので辛かったです。親父は顔や頭を刺されてボコボコになりました。僕も手や足を刺されて大変でした。足の一箇所は異常に大きく腫れてます。(何の虫に刺されてるのか分からないので嫌な感じです。)
それでも何とか今年もいい蔓が採れました!これで今年もすばらしいカゴや小物をを製作して皆様が喜んでくれればと思います。
そして何よりも大自然の恵みと山の神様に感謝感謝でございます。